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BPR とBPMの違いとは? ~ビジネスプロセスの最適化を通じて組織の真価を引き出す方法~

タグ コラム

カテゴリ Appian AI Process Platform 業種・業界共通 業務効率化・業務自動化・業務プロセス改善 データドリブン経営 コスト削減・コスト最適化・経費削減 ガバナンス強化・コンプライアンス対応 BPM(ビジネスプロセスマネジメント)

企業が持続的に成長していくためには、業務の効率化や品質向上が欠かせません。こうした取り組みの中でよく耳にするのが「BPRBusiness Process Reengineering:業務改革)」や「BPMBusiness Process Management:業務プロセス管理)」という言葉です。両者は似ているようで異なる概念であり、それぞれが果たす役割と目的には明確な違いがあります。今回のコラムでは、この違いについて、日鉄ソリューションズ株式会社 デジタルソリューション&コンサルティング本部 営業本部の松本拓武が解説します。

BPR とBPMの違いとは?

―BPRとは

BPRBusiness Process Reengineering:業務改革)は1990年代に注目された概念で、既存の業務プロセスを根本的に見直し、ゼロベースで再設計することを目的としています。大胆な改革によって劇的な成果を目指すアプローチであり、企業の構造や文化にまで影響を及ぼす可能性があります。たとえば、紙ベースの業務を完全にデジタル化する、部門間の壁を取り払って横断的なチームを構成するなど、従来のやり方にとらわれない変革が求められます。

―BPMとは

一方、BPM Business Process Management:業務プロセス管理)は業務プロセスを継続的に管理・改善していく手法です。業務の流れを可視化し、PDCAサイクルを回しながら、少しずつ効率化や品質向上を図っていきます。BPMITツールとの親和性が高く、ワークフロー管理システムやプロセスマイニングなどを活用することで、リアルタイムで業務の状態を把握し、改善点を見つけることができます。

※PDCAサイクル:PDCAサイクルは、計画(Plan)、実行(Do)、評価(Check)、改善(Act)の4つのステップを繰り返すことで、業務やプロセスの継続的な改善を図る手法です。この循環的なアプローチは、品質管理やプロジェクト管理に広く利用されています。

※本画像は、Microsoft Copilotによる画像生成機能を利用して作成したものです。

BPRが「大きな変革」であるのに対し、BPMは「継続的な改善」を目指すアプローチといえます。BPRは一度きりの改革であることが多いですが、BPMは日々の業務の中で繰り返し行われる活動であり、企業文化として根付かせることが重要となります。

それぞれを例えるなら、BPRは何もない土地に新たに種をまいて畑をつくるようなもので、ゼロから理想の形を描き、思い切った設計と準備が必要になります。
一方、BPMはすでに耕された畑を日々手入れし、雑草を抜き、肥料を加えながら、より良い収穫を目指していく営みです。現場の状況を見ながら、少しずつ改善を重ねていくことで、安定した成果を生み出すことができます。

変化する業務に合わせた継続的な改善の必要性

現代のビジネス環境は、テクノロジーの進化や市場の変化、顧客ニーズの多様化などにより、常に変化しています。こうした状況においては、BPRのような一度きりの改革では対応しきれないことが多く、むしろ変化に柔軟に対応できるBPMのような継続的な改善の仕組みが求められます。

たとえば、顧客対応業務においては、チャットボットやAIによる自動応答の導入など、新しい技術が次々と登場しています。これらを業務に取り入れる際には、既存のプロセスを少しずつ調整しながら、効果を検証し、改善を重ねていく必要があります。BPMはこうした取り組みに最適なフレームワークを提供してくれます。

また、従業員の働き方も多様化しており、リモートワークやフレックスタイム制など、柔軟な勤務形態が求められています。業務プロセスもそれに合わせて変化する必要があり、BPMによって継続的に最適化していくことで、従業員の満足度向上にもつながります。

効率的な業務改善を支えるBPMソリューション「Appian」「Pega Platform™」

BPMの業務改善サイクルは、「プロセス設計」「プロセス実行」「実行結果の分析」の3つに大別されます。「プロセス設計」では、企業の経営目標やゴールから、組織のあるべき姿を策定し、それを実現するためのプロセスを設計していきます。
具体的には、

  • プロセス改善方針の決定
  • パフォーマンス指標、目標の策定
  • As-Isプロセスの可視化による課題分析
  • To-Beプロセスの策定

などです。

そして「プロセスの実行」では、プロセス設計で策定したTo-Beプロセスを、実際の業務で運用していきます。
具体的には、

  • To-Beプロセスの業務実装、運用
  • ITシステムによる効率化
  • プロセスモニタリング

などです。

さらに「実行結果の分析」では、To-Beプロセスを実業務に落とし込んだ結果、どのくらい改善ができたか、またはどこに改善の余地があるかを分析し、次のサイクルを回すためのフィードバックを行います。
具体的には

  • プロセスパフォーマンス分析
  • プロセスログ解析
  • 改善リクエスト

などとなります。

日鉄ソリューションズでは、こうした継続的な業務改善の実現を支援するために、BPM推進のための体制づくりや、プロセスの可視化・分析手法のノウハウを提供するコンサルティング支援メニューをご用意しています。

また、「プロセスの実行」および「実行結果の分析」のフェーズでは、策定したプロセス通りに業務を実行するための仕組みや、実行結果を適切に評価するための仕組みが不可欠です。弊社がご用意している「Appian」および「Pega Platform™」という2つのBPMソリューションは、これらを実現するのに最適な製品です。

Appianは、ローコード開発による迅速な業務アプリケーション構築とプロセス自動化を強みとし、Pega Platform™は、ビジネスルール管理やケースマネジメントに優れた機能を持つローコード型のBPMSBusiness Process Management Suite)です。これらのツールを活用することで、業務の可視化から改善、さらには自動化までを一気通貫して実現することが可能となります。

BPMによる持続的な業務改善の実現へ

業務改善は一度きりの取り組みではなく、企業の成長とともに進化し続けるべきものです。BPMを経営の柱として位置づけ、継続的な改善を組織文化として根付かせることで、変化に強い企業体質を築いていくことができるでしょう。
業務プロセスの可視化や改善、DX推進に課題を感じている方は、ぜひ日鉄ソリューションズ(NSSOL)にご相談ください。あなたの課題に合わせた最適なソリューションをご提案いたします。

日鉄ソリューションズ株式会社 松本 拓武

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