日鉄ソリューションズ株式会社

データ活用の最前線へ—Databricks・Dataiku・Qlikの活用と企業変革の鍵

タグ コラム

カテゴリ Dataiku 業種・業界共通 業務効率化・業務自動化・業務プロセス改善 コスト削減・コスト最適化・経費削減 データドリブン経営 AI・データ利活用 デジタルソリューション&コンサルティング

2025年12月12日、日鉄ソリューションズ(NSSOL)はDataikuハンズオンセミナーを開催しました。会の前半では、日鉄ソリューションズ株式会社 デジタルソリューション&コンサルティング本部 営業本部 湯浅 遇が「データ活用の最前線へ——Databricks・Dataiku・Qlikの活用」と題して講演を実施。本コラムでは当日の内容をもとに、企業のデータ活用の現状、最新プラットフォームの選定・導入ポイント、そして今後の展望を体系的に解説します。

NSSOLの三層アプローチ

多くの企業が「データを活用したい」「AIを導入したい」と口にする一方で、現場では次のような課題が繰り返し顕在化します。

  • 部門ごとのデータ分断:保存先や集計ロジックが部署単位でばらつき、同じ売上指標でも「何が正か」が一致しない
  • 品質・意味・管理ルールの未整備:データの鮮度や定義が曖昧なままでは、意思決定のスピードと精度が担保できない
  • 属人化によるノウハウ喪失:特定の担当者に依存する状態が続くと、異動・退職でノウハウが失われ、データ活用が持続しない

これらの課題は、単なるツール導入では解決できません。NSSOLでは「利用推進」「ガバナンス・マネジメント」「基盤構築」の三層で一気通貫に支援し、人材育成・内製化、方針・体制・ルール設計、データ基盤刷新まで連動させることで、データ活用を“点”ではなく“面”へと広げることを目指します。

―AI Readyなプラットフォームに必要な観点

AI・分析を持続的に機能させるには、「基盤」と「ガバナンス」の同時強化が不可欠です。
ガバナンスは単なるルール集ではなく、守秘区分やアクセス権限、データオーナー/ステュワードの定義、品質保証(真実性・公平性・堅牢性・説明性)を経営方針と整合させ、日々の運用で回す仕組みが必要です。
一方、データ面では、メタデータ(意味・用途・業務用語・定義)の整備が重要です。自然言語による問合せの増加に対応するため、曖昧な表現からでも正しいテーブルやカラムを特定し、妥当な集計・可視化へ導く“文脈”が求められます。さらに、品質管理(品質定義→可視化→定期チェック→改善)を基盤と運用ルールに組み込み、Garbage In, Garbage Outを防ぐ仕組みを構築します。
最後に、アーキテクチャはコンポーザブル(疎結合)であることが肝要です。変化し続ける業務要求やAIの進化に合わせ、データ連携/蓄積/加工/提供の各コンポーネントを柔軟に差し替えられる構造が望ましい。
NSSOLは、ガバナンス・データ・アーキテクチャの三位一体で、企業をAI Readyな状態へ導きます。

プラットフォーム構成イメージ:Databricks・Dataiku・Qlik

Databricks/Dataiku/Qlikを組み合わせたデータ活用基盤の全体像

基盤・ガバナンス・運用を支えるため、どのツール/プラットフォームを選び、どう組み合わせるかは極めて重要です。弊社ではさまざまなソリューションを活用していますが、今回はその中からDatabricks・Dataiku・Qlikを例に、その特徴と組み合わせ方についてお話しします。
Databricksは、レイクハウスアーキテクチャにより構造化/非構造化データの一元化を図り、Unity Catalogでデータガバナンスを統一。機械学習や高度分析をオープンテーブルフォーマット上でスケールさせられるのが強みです。
Dataikuは、ノーコード/ローコードでデータ準備—分析—運用まで一貫。コラボレーション機能と生成AI統合、AIエージェント拡張により、ビジネス部門も参加しやすい土台を提供します。法令・商品改定などのドキュメント変更への対応力も実務的なメリットです。
Qlikは、リアルタイム連携や取り込み・管理の運用性に加え、Qlik Trust Scoreによる品質評価・モニタリングが特徴。ユーザーが“使えるデータ”を見極めやすくなり、品質の見える化で活用促進を後押しします。
NSSOLは、これらを目的・課題・既存環境に応じて最適に組み合わせ、導入から運用定着までを伴走。単体最適ではなく、全体最適で効果を最大化します。

データ活用、持続的な価値創出への道

今後、データ活用は生成AIや自然言語分析の普及、RAG(Retrieval-Augmented Generation)による社内情報アクセス、AIエージェントによる業務支援の進展で、さらに裾野が広がります。重要なのは、これらの最先端機能を業務プロセスに安全に組み込める土台を持つことです。すなわち、整備されたデータ基盤、明確なガバナンスと責任分担、品質担保されたデータ資産、そして現場で回る運用体制です。
NSSOLは、段階的アプローチ(基本方針→体制・ポリシー→ITアーキ・ツール検証)でリスクと投資をコントロールしながら成熟度を引き上げ、短期の成果(ユースケース)と長期の基盤整備を両立させます。技術に目を奪われるだけでなく、人材育成・内製化、メタデータ整備、品質サイクルを地道に回すことが、真のデータドリブン経営への近道です。
データ活用/AI導入は一過性の流行ではありません。現場の課題を一つひとつ解きほぐし、最適なプラットフォームを適切に組み合わせて持続運用することで、初めて「データが価値を生み出す」環境が整います。NSSOLは企業変革の伴走者として、各社の業種特性・成熟度に応じた柔軟な支援を続けていきます。

ハンズオンセミナーのご案内

NSSOLではDatabricks、Dataiku、Qlik、DataRobot、SnowflakeなどさまざまなAIソリューションについて、随時ハンズオンセミナーを開催しています。ご希望の方はぜひ以下までお問合せください。

※Salesforce、Sales Cloud、及びその他はSalesforce.com, Inc.の商標であり、許可のもとで使用しています。

湯浅 遇

日鉄ソリューションズ 株式会社
デジタルソリューション&コンサルティング本部
営業本部

お問い合わせ

ソリューション・サービス全般に関するご相談・‍お問い合わせを承っております。
お気軽にご相談ください。

相談する