BPM(ビジネスプロセス管理)とは?
BPM(ビジネスプロセス管理)は、企業・組織の継続的な業務改善を推進するためのマネジメント手法です。
BPMを使った業務改善では業務の可視化、システムへの実装、モニタリング・課題分析、業務の再設計といった一連の工程をPDCAサイクルとして回すことによって業務プロセスの継続的な効率化・品質向上を目指します。
内外の激しい環境変化に応じる形で企業内の業務プロセス、システムの複雑性が増す中、BPMを実現する為のBPMプラットフォームはオペレーションの最適化、機動的なシステム実装・外部連携、ガバナンスの徹底に貢献します。
AsIs:各ビジネス部門独自の個別最適
各部門内の業務は最適化されているものの、部門間では業務プロセスが断然、属人作業とデータサイロ化
ToBe:部門横断的な業務プロセス管理
BPMにより業務プロセスを集約管理、部門横断的な業務改革・業務高度化の実現をドライブ
BPMに強いローコード Pega Platform
Pega Platformは長年、グローバルで世界有数の企業・組織の変革実現を支援してきたエンタープライズ向けBPM製品です。国内でも大手金融機関をはじめ大手・中堅企業のバックオフィス業務効率化に利用されています。
Pega Platformは業務プロセス管理に求められる「プロセス管理機能」「システム連携」「自動化」に強みを持った「ローコード」ツールです。様々な機能をローコードで実現できることから、開発生産性が高まり、柔軟かつ迅速なシステムを構築できます。

当社資格者数
NSSOLにはPega資格者数が多数在籍(2022/11/14現在)
お客様の技術的要求に対応するため、技術者育成と認定資格の取得を推進しています。
認定資格名 | 取得数 |
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Certified Pega Senior System Architect | 3 |
Certified Pega System Architect | 24 |
Certified Pega Business Architect | 14 |
Certified Badge-Data Scientist | 1 |
Certified Badge-Decisioning Consultant | 1 |
Certified Badge-Introduction to Pega Platform | 2 |
Certified Badge-Low-Code App Builder | 4 |
Certified Badge-Robotics System Architect | 1 |
Certified Badge-Pega Test Automation | 1 |
※NSSOL関連会社の資格者数も含む
戦略的パートナーシップ
日本企業として初めてPega製品に関する
戦略的パートナーシップを締結
NSSOLはPega社と日本企業として初めてPega製品に関する戦略的パートナーシップを締結しました。これによりPega製品の国内向けセールス・マーケティング活動を共同で行い、エンタープライズ領域を中心とした様々なお客様における、業務プロセスのデジタル化を支援してまいります。
また、Pega製品の国内向けサポートはNSSOLがライセンス販売したお客様について、今後NSSOLの海外サポート拠点も活用した保守体制を構築し、24時間365日の日本語による一次保守を提供していきます。

ローコードツールへの期待
不確実性の高まる世の中において、企業は複雑なビジネス課題に直面しており、ビジネス価値創出に向けたデジタル化のニーズはより一層高まっています。しかし、足下を見ると、デジタル人材の不足、レガシーシステムの保守コストの高まりなどの制約から、期待される変革活動に必要なリソースを確保できていないのが現状です。
このような課題感において、迅速かつ強靭な業務システムを実現すべく、継続的な業務変革DXへの解決策として、開発生産性の高いローコードツールに期待が集まっています。
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多くの企業が直面する課題 レガシーシステムからの脱却 新たなデジタル化ニーズへの継続的な対応 デジタル人材の育成 開発リソースの確保 ガバナンス
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ローコードツールへの様々な期待 システム開発スピードの向上 システム開発コストの圧縮 自社独自の仕様を実現できる柔軟性 内製化、業務部門による市民開発 高い信頼性の実現
ローコードツール選定のポイント
現在、世間は無数のローコードツールで溢れており、製品選定に悩まれている企業様は少なくありません。製品カテゴリで分類しても、特定業務特化型、高速開発型、BPM、iPaaS、RPAなど様々存在していますし、各社の製品には複数の領域をカバーするものもあることから、単純には優劣が付きにくい状況があります。また安易に採用した製品が合わなかった場合、製品や人材への無駄な投資や新たな技術的負債を生んでしまうため慎重な判断が求められています。
このような悩みを抱えるお客様に、弊社からは「本質的に業務で実現したいこと(目的)」を軸に自社に合うツールを選定することを推奨しております。目的を見極め、必要な技術ニーズを特定し、評価の観点を整理した上で自社に合った製品を絞りこみます。
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- 目的・目指す姿の
明確化 - ビジネス/IT戦略を踏まえ、システム構築のあり方としてどのような状態を目指すのか、なぜローコードツールが必要なのかを明確化する。
- 目的・目指す姿の
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- 技術ニーズを特定
- 目指す姿を構成する技術要素(プロセス、データUI/UX、システム連携等)を整理し、ローコードツールに求める要求を特定する。
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- 製品タイプを選定
- 技術ニーズと製品タイプの特性をマッピングし、およその製品タイプとその製品群を絞り込む。
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- 製品評価
- 業務、技術、開発、ベンダ・製品の観点にて、ローコードツールのニーズ適合性を評価し、採用する製品を絞り込む。
いま求められるローコードツールは何か
コロナ禍における業務活動の継続を目的として、リモートワークに対応した業務の電子化が進みました。また電子化した業務におけるルーチンワーク等に対してRPAを使ったタスク自動化を行い、一定の成果として結実しつつあるお客様が多くいらっしゃいます。
その中で、次の業務変革のステージは、個別部署のタスク単位の変革から、部署を横断したプロセス単位、さらにはビジネス全体の変革にシフトしつつあります。
全社的な業務プロセス変革については、従来からBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)として研究が進められています。BPRの打ち手としては、ERPパッケージを導入することが一つの手段ですが、最近ではこれに加え、環境変化への柔軟な対応に向けた柔軟かつ迅速なアプリケーション開発の手法やツールに興味を持たれているお客様が増えております。このようなお客様の技術ニーズを受けて、弊社では、複雑な業務プロセス管理が可能なBPM(ビジネスプロセス管理)の機能を持つローコードツールとして、Pega Platformを提案しております。

これまでのDX活動で部門内の業務改善に一定の成果が得られ、全社規模の改善に関心がシフトしてきている