大規模な工場やプラントにおいては、設備保全等の現場作業に対する安全性確保が課題となっています。
安全見守りくんでは、ウェアラブルデバイスの活用により、位置・バイタル等の情報を管理者側からモニタリングし、異変にいち早く気づくことができる環境をご提供いたします。
使用方法
現場作業員の装着内容
現場作業員は現場へ赴く前に、安全見守りシステムのデバイスを装着します。安全見守りシステムのデバイスは、カメラやスマートフォン、環境センサー等があります。
現場管理者の画面表示
現場作業員のリアルタイムの情報を、執務室で把握できます。過去のデータを振り返り、再発防止に活かすことができます。
機能内容
A. 熱ストレス対策のため、休憩表示
- 現場作業員が装着する環境センサーは、温度・湿度（熱ストレス値）を検知し、その情報をもとに、作業開始からの経過時間を、水分量として画面に表示します。
- 熱ストレスによるリスクを予見し、現場作業員に休憩指示を出す機能が備わっています。
B. 動態推定と警告通知
- 現場作業員が身に付けるスマートフォンには、加速度センサーが備わっています。
- センサデータから現場作業員の動態を推定し、危険行動時には管理画面に警告を表示します。
C. 映像共有
- 現場作業員が装着するカメラの映像が、執務室の管理者画面でリアルタイムに見ることができます。
- 現場作業員が見ているモノと同じ景色を見ることができるため状況を正確に把握できます。
- 通信環境に合わせて、解像度・画質レベル・フレームレート※4を指定可能です。
（※4）フレームレートとは、単位時間当たりの静止画数
D. パトライト®連携（オプション）
- 転倒・転落や、危険エリアへの侵入、固定センサーの異常値など極めて緊急度の高いアラートが発生した場合、パトライト®へ点灯・発報し、中央管理室全体や守衛室へ確実に通知でき、迅速な対応が可能になります。
- パトライト®へ点灯・発報する対象のアラート種別を設定でき、十数種類のアラートに対してパトライト®の鳴動有無を任意に設定でき、お客様のニーズに応じて適切な通知が可能です。
経験・ノウハウ
「人・業務・環境の多様性などによるお客様の声」や「長時間お使い頂く中での使い勝手の変化」に対して、以下の通り、ソフトウェア仕様や、導入サポート、作業支援アプリ連携の観点で多くの対応実績があります。
ソフトウェア仕様
- iOS対応
お客様の導入済みiPhoneで利用できるようにiOS版に対応 - Wi-Fiカメラ対応
ヘルメット装着カメラのケーブルが煩わしいというご要望に対し無線Wi-Fiカメラに対応 - 危険動態検知調整
特定業務にて発生する動態誤検知を削減できるよう転倒・転落の検知感度の調整機能を追加 - 省電力モード
カメラを利用しつつも8時間以上デバイスのバッテリィを持たせたいというご要望に対し、省電力モードに対応
導入サポート（装着提案/デバイス選定）
- 音質/音量の良いデバイス選定
90db以上の騒音環境下でも聞き取りできる音質/音量の良いデバイスを選定・導入 - 各種ケース選定とスマホケース開発
現場作業に合う各種ケースを選定したり、使い勝手を考慮したスマホケースをメーカーと協業して開発 - 装着器具の開発
装着性を考慮しデバイスと一体化可能な装着器具をメーカーと協業して開発 - 周辺機器を含むインテグレーション対応
事務所全体での作業者見守り実現のため、大型モニター、三脚、スピーカーなどを選定・導入
作業支援アプリ連携
- 遠隔作業支援アプリ連携
作業者間やグループ間の遠隔による作業支援を実現するためコミュニケーションアプリと連携 - 点検作業支援アプリ連携
点検業務に活用するため点検アプリと連携し自動で作業ログが残る仕組みを構築
動画
日本製鉄「安全見守りシステム」のご紹介
（動画再生時間 3分30秒）
熱中症等のコロナ対策と製造現場の生産性と安全性の向上
（動画再生時間 1分17秒）
ウェアラブルデバイスが実現したこれからの安全管理
（動画再生時間 2分7秒）